危険な彼女

「変わってる………?」




それに答えることなく、美冬はレジに向かった。



奈津は奈津で、買いたいものはかごに入っていたので、そのままついていく。




美冬とは別のレジで精算しているときに、チラッと美冬の表情を見たが、その表情はいつも通りだった。





レジの精算をし終えると、美冬は奈津に一言も声をかけずに店から出ていった。



奈津はそれを慌てて追いかける。



そして、奈津は店を出てすぐに美冬の肩に手をかけて呼びとめた。




「………何?」



「話、まだ終わってねぇ」



「これ以上何を話すの………?

言っとくけど、女性の過去を探る男は嫌われるわよ?」



「そうじゃねぇ」




その言葉に、美冬は首を傾げた。



そして、奈津はまっすぐに美冬を見て言った。




「俺って………変?」




その後、美冬はしばらく呆け、笑い出したのは言うまでもない。