危険な彼女

しばらくして、持ってこられたのは………




「………どうしたの?

早く食べなさいよ」




そう促され、奈津はスプーンを手に取り、その…アイスをすくった。



しかし、すくえない。





アイスなのだ。



アイスのはずなのだ。





………しかし、



その、アイスとゆうものはスプーンからこぼれていくのだ。






………完全に溶けきっているために。




「お前らのクラスのアイス管理はどうなってんだ………?」



「わ、私のせいじゃないもん!」




頬を染め、ぷくっと膨れる桜。



そんなリアクションされても、これは本当にどうかと奈津は思った。





しかし、うなだれつつも食べないわけにはいかない。



奈津は皿を持つと、がーっと流し込み、それを胃に納めた。




「………で、次は?」




食べ終わったのを確認すると、桜は次の注文を求めてきた。