危険な彼女

バンッ!



と、メニューを机に叩きつけてギランと桜は奈津を睨みつけた。




「いいから早く頼みなさい!!!

ご主人様があんたのために作ってあげようってのよ!!?」




それが怖いのであります、とまでは言えなかった。



仕方なく、奈津はメニューとにらみ合い、できるだけ簡単なものを探した。





………しかし、五組のメニューはどちらかとゆうとデザート関係が多く、どれを選ぶにしても難しそうだった。




「………アイス」




これなら失敗などないだろう。



奈津のクラス同様に、アイスのボックスからスプーンで取り出す程度の作業のはずだ。




「アイスぅ?」




桜は怪訝そうな眼差しで奈津を見てきた。



普通にしていればかわいい顔が近づけられ、奈津は思わず怯んだ。




「………まあいいわ。

少し待ってなさい」




そう言うと、桜はカーテン越しの空間に消えていった。