危険な彼女

「そんなの覚えきれるわけねぇじゃねぇか…」




若干ひりひり痛む額をさすると、奈津は美冬から渡されたオーダーに目を通した。




「焼きそば三つ…フランクフルト二つ…クレープ三つ…コーラ四つ…オレンジジュース二つ…


………ん?」




途中であることに気づく。



ばっと振り返り、これを渡した人物を探した。




「美冬!!!
てめっ、飲み物とかは私たちがやるとか言ってたじゃねぇか!!!」



「あら?
勤労大好きな奈津君ならしてくれると思ったのに、残念残念」




美冬は背を向けたまま肩をすくめた。



そして、顔だけをちらっと奈津に向け、ふっと口元をつりあげる。




「うぐぐ………」




――こいつ、はなから俺だけは全てやらせる気だったな………




改めて柏木美冬とゆう人物が性悪だとゆうことを思い知らされた。
(おそらく冷たくあたるのは奈津限定であるが)