危険な彼女

「けどまあ…

一組同士でカップルってのもいいんじゃない?
1・1(いい)カップルってね」




そう言って美冬は、意味ありげに右へ視線をうつした。



すると、そこには………




「な、なっちゃん…」




真っ赤になって照れながら、うつむきながら俺に視線をおくる亜紀の姿があった。



これまた美冬以上にくっきりと曲線を描いており、見る者を一瞬で虜にするような色気(?)のようなものを放っていた。




「お、おう…

どうした、亜紀?」




そう言った途端、頭をバシッと叩かれた。




「って!!!
な、何すんだよ!!?」


「あんた…第一声がそれ?

他にもなにか言うことあるでしょうが」




妙に迫力のある剣幕で美冬は俺を睨んでいた。



その姿が一瞬誰かさんにだぶる。





――美冬って………

なんか、桜に似てるよな………





今更ながら、彼女が恐ろしく思えてきた奈津であった。