危険な彼女

「た、単刀直入に聞くねっ?


その………な、なっちゃんは…

えと………桜ちゃんと………」




亜紀は不安になっていた。



決して奈津が嘘を言っているわけではない、それはわかっている。



でも、桜は違う。




最初、桜は奈津とはそうゆう関係ではない、と言っていた。



しかし、実際は違う。




こうして桜は奈津と毎日一緒に登校してきているし、学校でも一緒に弁当を食べている、弁当も作ってきている。




違う、とは信じたいのだが、女の勘が桜の本心を告げているような気がしてならなかった。