危険な彼女

「つまり…

私は朝の運動として、歩きたいの。


わかった、ポチ?」




「いいえ、全く」




次の瞬間、防御体制を取る間もなく、飛び膝蹴りをくらったのは言うまでもない。











「ってて………」



「ったく…

ご主人様を怒らせるからこうなるのよ」




理解できなかったぐらいでいちいち攻撃されたらたまったもんじゃない、としみじみと奈津は思った。