危険な彼女

……………




……………





「あ、あの………
お客様………?」




私はギン、と係員を睨みつけた。


すると、係員はビクリと体を震わせた。


よく見ると冷や汗が見える。

表情も苦笑いだ。




「何よ?」



「あ、はは………
ご、ごゆっくり………」




そう言って係員は観覧車のドアを閉めた。



私はそれを確認すると、再び奈津に視線を戻した。


すでに奈津の表情は真っ青で、よく見ると魂のようなものが抜けている。


まあ、それは仕方ないことだ。


私はかなりの間、奈津の首をしめ続けていたのだから。