危険な彼女

「そうやってむきになって否定するところが逆にあやしい♪」



「なっ!!?
だからそんなんじゃないんだってば!!!」



「そんなんってどんなん?」



――く………
こいつ………私をからかうなんて………




「とにかく、私はあいつのことなんてなんとも思ってないわ」



「そうやって否定的なとこもかわいいけど………




素直にならな、ずっと変わらないままやで?」




――え?




一瞬、私の気持ちは大きく揺らいだ。

何故かわからなかったけど
心臓が激しく鼓動した。




「ええんか?
放っておくと、あの二人は間違いなくくっつくで?」




――!




くっつく………?


奈津と…亜紀ちゃんが………





私はゆっくりと二人を見た。


何やら楽しそうに遊園地のマップを見ている。


カップル、そう言われれば大体の
人が信じるだろう。





「……………」




「ま、一応アドバイス。
『素直になれ』や♪」




………素直に………






「おーい、亜紀がコーヒーカップ行きたいってさ」




桜はギュッと服を握り、二人の方へ向かった。