亜紀との電話を終えた奈津は
間髪入れずに春へ電話をかけた。
桜は遅刻したら殺すと言っていたが、桜より遅く来た時点ではい、ぼっこぼこ。
リアル死体の誕生である。
『もしもーし、なんや?
どないしたん?』
「あ、春か?
あのさ、今日ヒマ?」
『ヒマといえばヒマやけど…
なんか気分やないねんなぁ……』
――いやいや、何だそれ………
「今日、桜達と遊園地行くんだけど…行かないか?」
『桜………達?
桜と誰やねん?』
「桜と俺と亜紀の三人」
俺がそう言うと、いきなり春はふきだし、馬鹿笑いし始めた。
俺は食いかかるように叫ぶ。
「おいっ!!!
何で笑ってんだよッ!!?」
『だ…だってお前………
それ、完璧修羅場やん♪』
「修羅場ぁ?
どこらへんが?」
『桜と亜紀やろ?
あの二人とお前………
あ、ヤバイ!
かなり見たいんやけど!!!』
春は興奮した様子で笑い始めた。
顔が見えないはずなのににやにやと笑う春の表情が手にとるようにわかる………
「笑うなぁっ!!!
一体何がおもしろいんだよッ!!」
『まあ落ち着け落ち着け………
にしても、お前がWデートねぇ…』
「なっ………!?
だ、ダ…ダブ…ダブ、Wデート!!!?」
『あん?
そんなことも考えんで話進めてたんか?アホやな』
――いや、普通は………
ん?考えるのか?
いやいや………
間髪入れずに春へ電話をかけた。
桜は遅刻したら殺すと言っていたが、桜より遅く来た時点ではい、ぼっこぼこ。
リアル死体の誕生である。
『もしもーし、なんや?
どないしたん?』
「あ、春か?
あのさ、今日ヒマ?」
『ヒマといえばヒマやけど…
なんか気分やないねんなぁ……』
――いやいや、何だそれ………
「今日、桜達と遊園地行くんだけど…行かないか?」
『桜………達?
桜と誰やねん?』
「桜と俺と亜紀の三人」
俺がそう言うと、いきなり春はふきだし、馬鹿笑いし始めた。
俺は食いかかるように叫ぶ。
「おいっ!!!
何で笑ってんだよッ!!?」
『だ…だってお前………
それ、完璧修羅場やん♪』
「修羅場ぁ?
どこらへんが?」
『桜と亜紀やろ?
あの二人とお前………
あ、ヤバイ!
かなり見たいんやけど!!!』
春は興奮した様子で笑い始めた。
顔が見えないはずなのににやにやと笑う春の表情が手にとるようにわかる………
「笑うなぁっ!!!
一体何がおもしろいんだよッ!!」
『まあ落ち着け落ち着け………
にしても、お前がWデートねぇ…』
「なっ………!?
だ、ダ…ダブ…ダブ、Wデート!!!?」
『あん?
そんなことも考えんで話進めてたんか?アホやな』
――いや、普通は………
ん?考えるのか?
いやいや………

