あの頃は次から次へといろいろなことが起った。

私は言われるままに、ただ動くだけだった。



今は分かる。



あの頃、私に対して好意的な人ばかりではなかったはず。

中には私のことを詮索して、あれこれいう人もいただろう。

義父母は私が気づかないうちに、それを封印してくれたのだ。

家族全員で私を守り、

周りの人たちにも私を認めさせたのだ。