私は、妄想街道まっしぐらで、美紀に手を引かれながらドアの前に立たされた
「弥生?ボーッとしないでよ…ホラ、しっかりね」
「う、うん…」
そして、静かにドアを開けた
妄想の世界とは違い、真っ白な小さなスペースにテーブルがあり、受付と書かれた紙が、そのテーブルに貼られている
「こんにちは」
受付の女性がニコっとして私達を見る
テーブルの上に、電話で予約した人達の名前が書かれた用紙が置かれていた
もちろん用紙自体は見られないようにファイルの中にある
「お名前は…」
「あ、杉本弥生と立花美紀です」
「すみません、お1人ずつお願い致します」
「弥生?ボーッとしないでよ…ホラ、しっかりね」
「う、うん…」
そして、静かにドアを開けた
妄想の世界とは違い、真っ白な小さなスペースにテーブルがあり、受付と書かれた紙が、そのテーブルに貼られている
「こんにちは」
受付の女性がニコっとして私達を見る
テーブルの上に、電話で予約した人達の名前が書かれた用紙が置かれていた
もちろん用紙自体は見られないようにファイルの中にある
「お名前は…」
「あ、杉本弥生と立花美紀です」
「すみません、お1人ずつお願い致します」


