弥生ワールド1★運命の人探してます

私、ココにいていいのかしら


私は二人の恋を見届けるつもりで様子を窺っていた


岩本と目が合う


「大丈夫よ!会社の連中には言わないから…石川さんに気持ちぶつけちゃいなさいよ」


私の言葉を聞いた岩本はフッと笑った


「杉本さん…何言ってんっすか?」


「へ?何って…岩本と石川さんが…あの…男同士で好きなんでしょ?」


そんでもって私のケーキが欲しいんでしょ?


「違いますよ?弥生さん…勘違いしてますね(笑)」


「勘違い?」


私は何を勘違いしているのか、いまだに把握していなかった


すると石川さんが私と岩本を近くにあったベンチへ座らせた