「ぜひ、たとえ地球がまじで爆発しても、行かせてもらいます。ぜひ、行かせてもらいます」
「うん、爆発したら行けないけどね」
さすがに、春もそこだけは突っ込みをいれた。
「それでは、明日、映画を見に行きましょうか」
「はい、ぜひ。行きましょう。さあ、行きましょう」
無敵王はこれは、チャンスだ。やはり、車の前に飛び出したのは、無駄じゃなかった。今回こそ、告白するぞーー。無敵王ふぁいっと、いっぱーつ。と心の中で、自分をエールしていた。
明日が楽しみだ。
そう、夏がきた。そう、summer バケーションの始まりであった。