「毒電波探知機のおかげです」
そういうと、武田はパソコンみたいなのを出しながら言った。
「アラスカーナ、オタクポケット」
「なんだよ。毒電波って、オタクポケットって、アラスカーナって何？」
無敵王は疑問でいっぱいだった。
「まぁ、慌てなさんな、坊や」
泉が落ちつけのポーズをしながら言った。
「誰が坊やだ、今回俺がツッコミ役かい？」
無敵王は正直いえば、ボケの方が好きであった。
「武田。答えてやれ」
「ふふふ、これぞ、オタクポケット。このポケットは四次元につながっています」
「マジで」
無敵王は四次元という未知の領域に心奪われていた。
「はい、うそです」
武田が答えた。
「常識考えろよ」
泉も答えた。
こ、こいつら、ちょっと乗ってあげたらこれか、こんな仕打ちをするとは。無敵王は腹を立ちながら、今日はデート、今日はデートと考えながら耐えながら話した。
「まぁ、いいよ。続けて」
「これは、ただのポケットです。間違わないように、間違ったら、このマジカルオタッキー武田が萌えにかわってオシヨキヨ」
「・・・・」
「・・・・・」
無敵王と泉はアイコンタクトをして武田を殴った。
ぼっこーーん。
「へぶし」
武田は倒れた。
「今のはあかん」
泉は冷たい目で答えた。
「同感だ。その程度ですんでよかったな」
無敵王も人を人と見ないで答えていた。
しかし無敵王は武田をぶっとばして、すこし気が晴れていた。
「では、続きを話しましょう。」
武田は話し出した。以外に頑丈だなと無敵王は思った。
「ただ単に君の携帯に発信機を付けていたから場所わかったんだよ」
武田が言った。
「そのとおり、実にシンプルな答えだ」
泉も言った。
「って、マジでーー、いつだよ。いつそんなもの取り付けやがった」
無敵王は驚きながら言った。