はぁぁぁぁぁぁ……
てっちゃんは大きな大きなため息をついて
「こんな奴が恋愛小説書いてるなんて納得いかねー！」
『あっ！それ言っちゃ
おしまいじゃん！』
「あぁ。やだやだ。
アホばっかり」
『だーから、
最初に言ったっしょ？
普通にアホだったって』
「釣られたお前がアホだべや！」
『あい。そのとおりッス』
「でもさ、本当に それだけで
背の高い人ダメ？」
『うーん。
でもね、もともと背の低い人が好きなんだわ
好きになる人、男でも女でも
背の低い人多いし』
「…………男でも女でも？」
『うん』
「…………女でも？」
怪訝な表情を浮かべる
てっちゃん
『あ、何か想像してるね？』
「だって、女でもって」
『私、女の子でも
好きだなー思ったら
チュウくらいしたいなって
思うよ？』
「えっ？」
『いやいや、実行したのは
ハグくらいだし
そんな、付き合うとかじゃなく
恋愛感情とかじゃなくても
好きだなーと思ったら
やっぱりチュウくらいしたくならない？』
「……オレはわかんない」
『あっそ』
親愛を込めてって
感じなんだけどな
さすがにチュウは
彼氏としかしないけど
ハグは男でも女でも
友情の『好きだなー』で
ガバチョ★としてしまうな
