君恋―キミコイ―【短編】

君は聞こえなかったのか、

君は聞き返してきた。


そんなとこも愛しい。


でも、


―もう一回言うの?恥ずかしいなぁ―


―これで分かってくれる?―



俺はそう言って君を抱き締める。


君は驚き小さく肩をビクッとさせて、


それからゆっくり俺の背中に手をまわしてきた。



あぁ。もう。すごく愛しい。