大人の女と男の関係

私達は居酒屋を出て、電車に乗り、私の部屋へ一緒に帰った。


途中、コンビニで千佳ちゃんが泊まるのに必要なものを買い揃え、部屋に着いたのはすでに深夜だった。


「わあ、ほんと家具も電気製品もそろって、すっかり落ち着きましたね」


「うん、とりあえず、楽な格好に着替えて」


「はーい!お借りします!」


千佳ちゃんは私の貸したスエットの上下に着替えた。


自分もスーツを脱いでパジャマ兼用の部屋着に着替え、コンビニで買ってきた缶チューハイやおつまみをテーブルに並べた。


「さ、もう明日はお休みだし、朝までとことん付き合いますよ!」


さっそくチューハイのプルタブを開けながら千佳ちゃんは張り切っている。


「いやいや、もう最近朝までは無理だから、2時頃には寝かせてよね」


苦笑いで答えると、千佳ちゃんは私の顔をニヤリと覗き込んだ。


「それは香菜さん次第です。
で、どこからでしたっけ?
元カノが生徒にレイプされて別れちゃって、今度は主婦と不倫したんでしたっけ?成哉君」


千佳ちゃんの物騒な物言いを私は訂正した。