成哉――


愛撫に夢中になりながら、何度も名前を呼んだ。


体を合わせて、成哉の重みを幸せとともに受け止めた。


甘く激しくとろけるような時間。



ずっと、こうしたかった。


ずっと、成哉を求めていた。


自分で自分を偽って


でも、心はいつも


成哉を求めていた。



やっと今


偽りで縛り付けていた心を


解き放つことができた。



私は心も体も


全部で


成哉を愛した――