私の部屋から数分のところにあるコインパーキングに車を止め、荷物を持って車を降りた。



部屋の鍵を開け、成哉を振り返った。


「どうぞ」


「お邪魔します」


成哉を部屋に上げるのは今日で3度目。


6月には帰り際にここでキスされて。


イブには、たぶん何もなかったと思うけど、少なくとも私の服を脱がせたのは成哉だと思う。


なんとなく緊張した。


成哉をテーブルの前に座らせてテレビをつけると、私は着替えるために寝室に入った。


普段着に着替えると、やっとリラックスした気分になれた。