週が明けて月曜日。


千佳ちゃんに金曜の首尾を聞かれたけれど、今回は嘘をつく必要もなく、何もないと答えた。


なんだかもうおなじみになってきたけれど、また千佳ちゃんにがっかりされて、


私は日常に戻っていった。




夏が終わり、9月になっても成哉からの連絡はなく、また私達は疎遠になっていった。


きっと、仕事と由宇さんの実家へ行くのとで忙しくしているんだろう。


もしかしたら、離婚に向けて話し合いが進んでいるのかもしれないし、逆に関係修復に向けて動き出したのかもしれない。


どちらにしても、あの日拒絶されたように感じた心の傷は思いのほか深く、


私からは到底連絡できなかった。