「久しぶり、だね。 摩耶さんのパーティー以来だものね」 6月末に「マーヤ」で会ってからおよそ2ヶ月が過ぎていた。 私達は新宿で創作和食店に入り、白木のカウンター席に並んで座っていた。 「うん、そうだな」 おしぼりで手を拭きながら、成哉は短く答えた。 メニューを見る横顔はいつもどおりの表情だった。 でも…… 「少し、やせた?」 私が聞くと、成哉は隣に座る私の方に顔を向けた。 「そう?」 改めて顔を見る。 やはり頬や顎のあたりが少し鋭くなったように感じる。