「何?」

「さっきさ、お前何かに気がついたっぽい感じの顔してたろ?あれ何だったの?」

ああ、という顔をして三江は答えた。

「なんかあのプロフィール見て、変な想像しちゃっただけ。あるわけない妄想だよ、妄想」

なんだよ、妄想って。