早川との距離は、机5個分。 いつも彼女の小さな背中が見えている。 でも、同じ教室という空間の中にいるのに、なんだか遠かった。 あの小さな背中が、手の届かないところにあるかのように。 遠かった。 まるで、心の距離のように。