かわいさなんて求めてないと、あなたは今日も、嘘をつく。
そんな言葉に素直にいられるほど、私はもう、バカじゃない。
なのに、離れられない自分が嫌い、大嫌い。




また、あなたの言い訳がはじまる。
それを私が知って、何になるというのか。
だらだらと続く言葉は、もう飽きた。




にっこり笑って、吐きすてた言葉。
一瞬、かたまったあなたが、崩れ落ちる。
もう、いいのに、そんな演技。
私、もう、さめちゃった。




(精一杯の強がり

だって、そこに、愛はない)






最後に見たのは、泣きじゃくるあなたと、風にはためく兎のカーテンでした。