アオイソラ

その思い出がよみがえって、サッと退いてしまった。

「えっ??」


蒼はかなりビックリしてる。


当たり前だよね。。。

けど、あたしだって、あの思い出を忘れたワケじゃない。


それに蒼は信用できる。


けど、あの時だって、信用できるって思ってたし。


「空?どした?」


ポロッと涙がこぼれたあたしの頭を撫でてくれた。


そして、あたしは蒼に全てを打ち明けた。


「そっか。。。」

「蒼は違うもんね?」

「俺は、そんな軽くない。」

「うん。」

「今日は帰るか?もう遅いから。」

「。。。」