『ふーん…。ジュンは熱がでるとちなを好きになるってわけね。』



あたしが昨日のことを親友の美雪に話しおえると,美雪はなるほどという風に腕を組み,大きくうなずいてみせた。


美雪は人気ファッション誌のモデル。


中学のとき同じクラスだった美雪はあたしのママがスタイリストだと知って,あたしと仲良くなり,ママは今美雪の専属スタイリスト。


ジュンとは仕事で何度か顔を合わせたことがあるらしい。



『にしても最悪だね。お互いの気持ちわかんないままキスするなんてさ。ちなのファーストキスを奪うなんてさ!!』


『いや,そんな…』


『いや,そんな…じゃなーい!!熱のせいだろうがなんだろうが,今度会ったら問いつめてやるんだから~!!』



美雪はあたしのことを本当に大切な友達と思ってくれてる。


だから美雪に反対するようなことはしたことないし,これからもしないつもり。



とはいっても,美雪はひとりで突っ走るクセがあるから,それは止めないと…