「遅くなってごめんね。今日はどこ行こうか?」


やっとのことでそれだけ言うと、そっと諒くんの手をにぎった。


「どこでもいいよ。雫は行きたい所ある?」


「うん!あのね、プラネタリウムに行きたい!」


「プラネタリウム?」