「ごめん、もしかして待たせちゃった!?」 そう聞いたのに、諒くんはその質問には答えなかった。 「顔、赤くなってるよ?そんなに急いで走ってこなくてもよかったのに。」 そう言って、ひんやりした両手で私のほっぺたを挟んだ。