「あんた、絶対バカでしょ?」


暖かい昼下がり。
さわやかな空の下、お弁当をつつきながら毒舌を披露してくれているのは私の親友チカちゃん。


「そこまで言わなくてもいいじゃん…。」


そう言ったけれど、チカちゃんの言葉は止まらない。


「いや、普通に考えて寝言で他の女の名前呼ぶとかありえないでしょ?あんた平気なわけ?」


そう言われて、私は何も言い返せなかった。