「先生!俺の(愛しの)妹が弱ってるんで、連れて帰ります」 唯斗は近くにいた先生にそう告げた。 「そぉかぁ~…。春野君は偉いのぉ…」 お兄ちゃんと話している先生は55歳と言っているが70歳くらいに見えるおじいさん先生。 プルプルしてますけど!? 「じゃ!」 お兄ちゃんはおじいちゃん先生に片手をあげると、あたしの腕をひっぱって校門から出ていった。