翌朝。
私はギリギリまで家から出られなかった。


「…蜜華~!!早く行きなさいよ!?」


お母さんが慌ただしく仕事に向かって行った。


テーブルでパンに塗るジャムを探していると,おばあちゃんから届いたハチミツがあった。


(そういえば…還菜ちゃんにこの前蒸しパンあげてあないや。)


私はそのハチミツを小さなビンに少し移して学校に持って行った。