「還菜ちゃ―ん。プリント持ってきたよっ」 還菜ちゃんはベットに座って私に向かって微笑んでる。 「蜜華…翔平と仲良くなったの?」 還菜ちゃんから笑顔が消えていく。 「…え?なんで?」 多分,今の私すごく変な顔してる。 「…窓から見てた。あたし,蜜華のあんな顔見たことない。」 ………長い沈黙。 この沈黙を破ったのは還菜ちゃん。 「…あたし,転校する事になったから。」