好きでもない人と付き合ったりするから。もし、ここで藤崎さんに私の好きって伝えたら何かが変わったのかな?変わるコトがなくたって好きなら好きって言いたかった・
帰り道・
「北川と藤崎って両想いなんだって?」
できれば、そんなコト聞いてほしくなかったんだけど・
「え?う、うん」
曖昧な返事。
「そおかぁ。まあ、俺たちはあいつらより愛し合っているからな!!」
「うん。そーだね。」
だけど・
「ごめんね!!私、用事あるから!先に帰るね?」
「そうか。わかった!!じゃあな!」
藤崎さんに逢いにいきます。
この前加奈に家教えてもらったんだ。
ピーンポーン♪
ガチャっ
出たぁーー藤崎さん^^
「??どうした??」
「えっ?罰ゲームで逢いにきたんだけど・・・」
「そ・入れば?」
藤崎さんのお部屋にゴー!
「ねえ。聞きたいことがあるんだけど、恋愛感情ないの?」
「んー。ないかな。」
無愛想な返事。でも嬉しくて。
藤崎さんの行動、しぐさ全てが愛しくて。
逢ってから時間は経ってないはずなのに、好きで好きでたまらない。
このきもち。。。
すると、
「あのさぁ、そこ床だからこっち座れば?」
「え?こっちって?」
「隣だよ!俺の!」
「あ・あぁ・・・」
びっくりした。でも沙里菜と藤崎さんとの関係が忘れられなくて・・・
つい・
「ねぇ、沙里菜と付き合ってるって本当?」
「あぁ、そんなの噂だよ。どうした?」
「えっ?いや・・・だって何もないよ。」
「そうか?ならいいけど。」
私の行動やしゃべり方で藤崎さんは気づいてたのかな?私があなたにこの気持ち気づいてもらおうとして、あなたに近ずいたりしたの気づいてた?そんなの気づくはずがないよね。龍也と一緒にいるんだから。
泣きそうになってあたしはそのまま部屋を出た。