『あ、でも俺ら以外の人の前ではちゃんと今まで通りな?さすがにちょっとヤバイし…』
そっか…普通執事さんとタメ語で話すなんてしないだろうしね。
『わかった。でもそれ以外は今のままでいてね?』
私がそう言うと和樹さんは二カッと笑って
『おぅ!じゃあ俺らのことも敬語ナシな!もちろん呼び捨てだぜ?大体お嬢様が執事に敬語やさん付けなんて聞いたことないし(笑)』
と言ってくれた。
私はそれに元気よく頷いて和樹さ…じゃなかった和樹と一緒に笑っていると、
『コホンッ、そろそろよろしいでしょうか?』
と言う声が聞こえてきた。
…ヤバッ、この2人の存在すっかり忘れてた!

