「……しゅ…う……止めて!!!」


俺は紗羅に突き飛ばされて意識が戻った途端自分がさっきやっていたことの重大さに気づいた



「……ごめん……紗羅……止まんなくなって………泣かないでくれ…」


紗羅を泣かすまでやってしまったことにかなりショックを受けた………



「愁……私……愁が嫌じゃないけど……は、初めてだし……まだ怖いんだ……だから待っててくれないかな?……」



「ああ

紗羅が大丈夫って言うまで手は出さねぇ……まじ怖い思いさせてごめん

それとありがとな!

暗くなってきたし帰るか、送ってくよ」



「ありがと」

俺たちの仲が深まった気がした誕生日だった