「優花~起きなさーい」


あ…れ?何か懐かしい声だ…



「優花~?」


ーーーガバッ


お母さん!!


私は勢い良くベットから降りてすぐにリビングに向かった



リビングのドアを開けると笑顔で朝ごはんを作っているお母さんが居た。



「あら♪優花おはよう♪」


「…………なん…で?」


「昨日咲哉から電話あってね♪優花が泣きながら会いたいって言ってるからたまには帰って来てって。あの子ったら夜中に電話してくるんだもの…でも優花の事が心配だったのね…♪本当に妹思いのいい子だわ…」


お兄ちゃん…ありがと…


「それより優花何かあったんでしょ?今日は真っ直ぐ帰って来なさい。話聞いてあげる♪」


「うん!!」


それから久しぶりにお母さんの手料理を食べた。


お母さんの味は変わってなくて美味しくて嬉しくて…


ご飯を食べた後すぐ全部準備してからお母さんに見せると

笑いながら「昔の私に似てるわ」と言っていた。