あたしはいつも岾斗と一緒に受験勉強をしていた。
一緒の中学を受けると決めていた。

でも、岾斗と一緒に勉強できること、
少しでも一緒にいられる事が嬉しくて、
勉強どころではなかった。


受験が終わり、合格発表の日を向かえた。

岾斗は喜びに涙を浮かべ。あたしは悲しみに泣きくずれた。



―あたしは不合格  岾斗は合格だった―