それから意識が朦朧している中電話したから記憶が飛んで無くなった。

「理名ちゃん?」
「誰?」
「僕は君のお兄ちゃんの親友で君の婚約者だよ。」
「私は貴方を愛しているの?」
「そうだよ。きっと。」
「ねぇ、私の家族は?」
「皆、君を守って天国に行ったよ。」
「嘘。」
「本当だよ。」