夜もすっかり暮れてしまい、メインステージ前の観衆も少なくなっていた

レインは広場の隅のベンチに腰を下ろした


ふと空をみた





美しい夜空…



イディアルと変わらない…



レイン自身、故郷の世界をあまり好んでいないが…



でも…



満天に輝く夜空…



好きだった景色…




ふと視線を感じて目をやると、1人の女性が隣のベンチに座っていた



女性は目が合うとレインにふっと微笑んだ