家の門に寄りかかり
1分もしないうちに
青い車が前に止まった。
約束の時間までは あと10分ある
エンジンを止めて
運転席からチラッと私を見た
だから、笑顔で片手を振ると
先生は眉をしかめて
首を横に振った
……あれれ、
こちらも かなり緊張してる
バタン
スーツ姿の先生が車を降りて
良く晴れた空を見上げて
眩しそうに目を細めた
…………王子さまが
私を迎えに やって来たんだ
ちょっと年上すぎる
未だに
軽いキスしかしてくれない
理性の塊な王子さま
「………先生
めちゃくちゃ緊張してる?」
上目遣いに訊くと
「いーや、全然」
先生はシレッとそっぽを向く
「嘘だ。絶対に緊張してる」
「緊張じゃないよ。
ただ、お父さんの
気持ちを考えると」
先生は額に手を当て
「可愛い娘がこんなに早く
しかも自分と3つしか違わないオジサン連れてきて」
先生は うなだれて
「きぃのお父さん、
しばらく体調崩すぞ絶対に」
「んもー、仕方ないでしょう?
ま、まさか先生やっぱり結婚
諦めるなんて言わないよねっ?」
先生ならあり得そうで
思わず腕をギュッと掴んだ



