5割かぁ………
またチラリとお父さんを見る
わふわふ
藤くんが お父さんのひざに
前足を置き
構って 構って~と
シッポをふりふり
お父さんはやっと
ガサリと新聞を閉じて
藤くんの体を撫でた
よしっ、藤くん
そのまま お父さんを癒してね!
「ねぇ、絆?」
「今度はなに?お母さんっ」
「お昼、お寿司とろうか?
藤代さん、生もの、大丈夫?」
お母さんのいつもの笑顔に
緊張がスルスルほどけて行く
「あー、もう、お母さん…
ありがとう…………」
母は偉大だな
お母さんだって
先生と私の結婚に
不安はたくさんあるだろうに
……私の強情って母譲り……?
壁の時計を見上げると
もう少しで先生が来る時間
私は家の外に出て
先生を待つことにした。



