スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~






「…………これって……
まさか、絆」



私が うなずくと


先生が首を横に振り



「それは、出来ないよ。
絆には ちゃんと絆のために
買ってあげるから」



「嫌、新しいのは嫌なの
私は、これが欲しい」



先生の首に腕を回し

ネックレスを外した



そう。先生の胸元には いつも
2つのリングが重なってる


先生と結の誓いがネックレスに付けられてる






困惑する先生の前で
ネックレスから指輪を2つ外し
手のひらに乗せた



先生の左手をとり
大きい方のリングを
薬指に通す………けど



「………先生
指、太くなった?」


関節に引っ掛かって
最後まで はまらない



「もう、17年?18年か
付けてないからなぁ」


先生も困ったように頭をかいた



「直さなきゃね」って
先生に言って



もう1つ 小さい方の指輪を
自分の左手の薬指に
はめようとしたら



先生に 指輪を取られて



「先生!」


先生は結の指輪をギュッと握り



「やっぱり新しいの買おう?
これは、しまっておくから」



「ダメ。嫌なの。
わからないけど
私、それが欲しいの」


新しい指輪の方が
先生の気持ちも楽だろう


だけど、私はどうしても
先生が ずっと首にさげてた
指輪をつけて
ふたりの道を歩いて行きたい