スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




断られるなら
先に打ち消したい



あの って口を開きかけた時



「なに食べたい?」


先生が そう訊いた



予想外の言葉に
「はい?」って
間抜けな返事をしてしまう



「ん?今夜だろ?
きぃは何が食べたい?
たまには、外で食べよう」



「ほ、本当にいいの…?」



「?。いいよ」



断られることに慣れたせいか
泣けるくらい嬉しい。



にじんだ涙をゴシゴシ拭い



「ファミレスのハンバーグ」



「え?ファミレス?
そんなので いいのか?」



私が思い付くのは
ファミレスか
ファストフードか
回転寿司か



先生が『そんなの』って
言った意味がわからない



これは
ジェネレーションギャップ
と言う物なのかな?



「あと、3、40分くらいで
迎えに行く

家の前に着いたら
ケータイ鳴らすから」




電話を切ったら
ケータイをベッドに放り
部屋を飛び出し
浴室へ走った。



シャワーを浴びて
少しでも
大人っぽく見えるように
ロングワンピを着た



そしてクリスマスにもらった
香水を首筋につけた時



ケータイが鳴った




「ごめんねっ
お留守番よろしく藤くんっ」



リビングで寝そべる藤くんに
ハイテンションで声をかけ



浮かれた足取りで家を出た