スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~





先生のバカ


なだめようとして逆効果



黙りこんだ私に



「…………きぃ?」


心配そうな先生の声



わかってる、わかってるよ



お仕事だし



仕方ないもん



先生だって悪気があって言ったわけじゃない



きっと、あれが先生の本心



高校生は高校生と遊べって



そう言ってるんだ




「…きぃ、本当にごめんな」



先生が謝るたび
胸がもやもや
目は熱く涙が出る



「………ううん。
ごめんね、先生。急に誘って」


「いや、それは………」


「せっかくのお祭りまで
仕事なんて大変だね
私、友達と行くから大丈夫。
補導員がんばってね
そうだ、間違って
私を補導しないでね」



一気に言って


「じゃ、先生、おやすみなさい」



一方的に切った



ケータイをひざに置くと
部屋が静か過ぎるように感じる




  カシカシッ


いいタイミングで
私のドアを引っ掻く爪の音




ひざの上のケータイを
枕元に置いてから
ベッドを降りドアを開ける



「はっ、はっ、はっ……」



相変わらず可愛い
キラキラした目が
私を真っ直ぐ見上げ



「藤くん、今夜は一緒に寝よう」



藤くんをベッドに入れて
電気を消した



ふわふわの温かい身体を
ぎゅっと抱きしめて


「………藤くん。
…………藤くん……
…藤代先生……………」


最後は涙声になった私の言葉は
闇に溶けて消えた