恥ずかしくて出て行けない
だけど、もう部屋は暗い
夜なのかな?
でも今日は雨だから、まだ夕方って可能性もある
早く出ないと寝坊助って思われちゃうよぅ
寝室のドアの前
ドアノブに手を伸ばしては
引っ込めを繰り返していると
ガチャン
私が何もしていないのに
ドアノブが勝手に下がり
…………え?
ドアが開くと暗い寝室の中、
白い光が射し込み目をつぶった
「あ、きぃ起きたか?」
先生の声で目をゆっくり開く
ドアの向こうリビングは電気がついて
明るい
「………先生…ごめんなさい」
「ん?いや、オレこそごめん
つまらなかったよな?」
「ううん、ううん。
つまらなかったなんて……」
首を横に振って否定する
これからお家でお仕事ある時
呼んでもらえなくなっちゃう…
先生は そっと私の頭を撫で
眠って少し乱れた髪を
手ぐしで優しく直してくれた
ドキドキドキドキ
鼓動は早まり
カァァァァァァ
顔は一気に熱くなる
逃げ出したいくらい
恥ずかしくて
溶けそうなくらい
気持ちいい
私の髪をすく、先生の指
少し うつむいた視界に入るのは
先生の広い胸
付き合ってるわけじゃないのに
その胸に頬を寄せたくなる
ただ先生のそばにいられたら
それだけで幸せなのに
恋心は私を欲張りにさせる



