スイート*ハート~絆のラブリーDAYS~




「あの、部活で湯飲み作ったの」



「湯飲み?きぃが?」


  ドキンッ


そう、そう
最近、先生は私を「絆」と呼んだり「きぃ」って呼んだり



きぃ
そう呼ばれた方が
ドキドキするのは何で?



「うん。だから、もしも週末、先生の予定が開いてたら届けたいな」



「今週末かぁ………」


先生が少し考えるのがわかる


だから慌てて


「あ、忙しいよね。
ごめんなさい。じゃまた今度…」



「いや、家にはいるんだ。
だけど、多分仕事してると思うから」


英徳に赴任してから
先生は忙しい



科学研究部の顧問になったとか


授業のプリント作り


私にはよくわからない書類作成等々、持ち帰りの仕事がたくさんある



「それでもいいなら、おいで」



「えっ?」


てっきり断られると思ったから
かなり間抜けな声が出た



「何もお構いできませんが
きぃの作った湯飲み見たいし」



「本当?本当にいいの?」


喜びを隠しきれなくて
ついつい はしゃぐ



そんな私を先生はクスクス笑い



「もちろん」



やぁった――――――


先生に会えるっ!


今までの憂うつも一気に飛んだ