【短】君がいたころ

「美沙!!」


「愁…。ごめんね…?海、行けれそうにないや…」


「そんなこと言うなよ!生きれば、いつだって行けれるだろ?!」


「もう、いいんだ…。愁だってわかってる、でしょ?私は…もう…」



俺は、そのときの美沙の顔をみて

あぁ、ホントにもう無理なんだな…

って思った。



「だから、愁、笑って?私、愁の笑顔…、1番好きだから…」


「…美沙も笑って?俺も美沙の笑った顔好きだから」


そういって二人で笑いあった…



「ありがとう…。愁、大好きだよ…。忘れないでね?私は愁の心にずっといるから…」


「絶対に忘れない…。俺も美沙が大好き…。」


美沙はにっこりと笑って息をひきとった。



「美沙…?美沙あぁぁあああ!!!!!!」