「おばちゃん、これ何円?」 私はコーラの飴玉を指差して言った。 するとおばちゃんは嬉しそうに笑って、 「おばちゃんじゃなくてお姉さんよ。」 と冗談まじりにそう言った。 なんか新しいと思う。 前に駄菓子屋にいたおばちゃんは優しかったっけ。 でもこんなのも良いと思った。 優しいおばちゃんを思い出したら、くだらない事まで一緒に思い出された。 私ここで泣いたんだっけ。