「ついたよ」

バイクがとまった。

もうついたのかぁ…
もっと一緒にいたいなぁ…

私はバイクに乗せてもらうのが大好きだった。

亮に抱きつけるから。
広い背中。

甘い香水の匂い。

温かいぬくもり。


すべてがすきでたまらない。


「ありがとう☆またね」



そう言って教室へ向かう。